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福島 (らしくない“城下町”へ) [東北]

13日、福島へ出張した。

行きは上野からやまびこ53号に乗って福島へ。
福島駅に着くと、周辺の観光スポット案内に、「ようこそ城下町福島へ」みたいな
案内が。福島に城跡があるっていう印象がなったけど、お城見物ファンとしては、
通り過ぎる訳にもいかず、ちょっと立ち寄ってみることに。

今は県庁や県議会のある場所が、福島城跡ということだったので、駅から歩いて
10分ほどのところにある福島県庁を目指す。
ところが、県庁のあたりには、城跡らしい遺構はほとんど見られず。15分ほど歩いた
けど、見つかったのは、県庁の前にある道路の中央分離帯にあった「大手門跡」の
表示と、県庁内の駐車スペースに、土塁の一部が残るのみで、何とも淋しい城跡
だった。これだから、幕末まで続いた福島藩の城跡でありながら、福島に城跡がある
という知識がなかったのだな、とある意味自分で納得してしまった。

大手門跡.jpg
(大手門跡)

土塁.jpg
(福島城跡の土塁)

土塁2.jpg
(同じく土塁の遺構)

その後、街を歩いてみるも、時々、歴史を感じる土蔵などを見かける程度で、
残念ながら、「城下町」の名残はほとんど感じられなかった。やはり、福島に
来るなら、会津若松に行かないとダメ、ということかもしれない。

この日の土産は、柏屋の薄皮饅頭。それほど特徴的なものではないが、
逆に、オーソドックスな味で、癖がなくていいのかもしれない。

帰りは、「つばさ122号」で東京へ。福島駅での、やまびこ号とのドッキング
のシーンは、何というか、見ていて飽きない感じがする。
ほかの人からすれば、何の面白みもないシーンだとは思うが。

つばさ.jpg
(やまびこ号との連結直前のつばさ号)
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福島~茨城 (鍾乳洞とスパリゾートハワイアンズ) [東北]

23日から25日まで2泊3日で、家族と、ホテルハワイアンズに泊まって、
福島から北茨城を旅行してきた。

23日はまず、福島県田村市にある鍾乳洞「あぶくま洞」に行ってきた。
洞内の気温は15℃くらい。寒いくらいだけど、ずっと続く道を歩いている
うちには、寒さも忘れる。
公開部分は約600mということだけど、見ごたえは充分。何千万年も
かかって自然が作り出したという洞窟内は、ライトアップされた演出と
相まって、感動的で、幻想的かつ神秘的で、まさに地底のファンタジー
って感じだった。更に、未公開部分が2500m以上あるというから、いつか
公開されることがあれば、また是非、訪れてみたい。
(「月の世界」)

(「滝根御殿」)

スパリゾートハワイアンズは初めてだったけど、室内外のプールや温泉で構成
されたスパの方は、連泊しても充分楽しめる。子供達は、飽きることなく、21時
過ぎまでプールで遊んでいた。
一方で、ホテルの方は古いこともあって、リゾートホテルとしては2流以下かな。
部屋には、今時、ラブホテルにもないような、一度抜いたら戻せないタイプの
冷蔵庫しかないから、外で買ってきた飲み物や、売店で買った氷を冷やす方法
がない。空調は3段階しかなく、温度設定できないから、特に寝るときなどは入れ
ると寒すぎるし、切ると暑い、という状況になる。次々と増設したかららしいが、
段差は多いし、食堂やプールへの移動時に、リードサインがわかりにくいし。
更に言うと、ビールを中心に飲み物は高いし。やや、利用者の目線を意識せず
売上げ・収益重視になりすぎてる、って印象。これではリピーターにはならない
人が多いだろうね。それと、プールや温泉に、刺青をした人が少なからずいる
し、ヤンキーやパンチパーマも多い。そういう意味では、あまり品も良くない。

24日には、このホテルから車で15分ほどのところにある水族館「アクアマリン
フクシマ」に行ってみた。ここはとにかく広い。東京の葛西臨海公園にある水族館
よりはるかに広く、展示されてる生物の種類も多い、と思った。小さい子供を連れ
行くには最高だね。

ホテルと水族館の中間辺りに、マクドナルドがあったけど、建物の入口がポテト
の形だったので、珍しいと思って、写真を撮ってみた。よくあるタイプなのかも
しれないけど、我が家はみんな初めて見た、と言ってた。
(思わずポテトが食べたくなる...?)

25日、帰ってくるときに、北茨城の「五浦岬公園」というところに寄った。ここには「大津岬灯台」という
灯台があった。この公園から見下ろす五浦海岸の景色は、かなりのもの。岬と入江、断崖絶壁と
真っ青な海が一望の下。この公園自体は知名度は高くないかもしれないけど、隠れた絶景スポット
の一つかもしれない。近くまで行ったら、寄ってみる価値はあると思います。
しれない。

長男が中2で、来年は受験勉強だろうし、高校生になると、親とも旅行には行かないだろうから、
今年は最後の家族旅行、のつもりでいたけど、19~20日に行ったディズニーリゾートを含め、
それなりに楽しく過ごすことができた。また、来週からは、出張であちこち全国を訪れたいと
思います。


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多賀城~利府 (古代のロマン) [東北]

8日、朝からレンタカーで、宮城県の石巻、多賀城、利府、富谷、といった町を
回った。朝から雨が降ったり止んだりで、、蒸し暑い一日だったな。

多賀城市を走ってるとき、「多賀城跡」の表示があったから、ちょっと寄ってみた。
恥ずかしい話だけど、てっきり、戦国時代のお城だと思ってた。だから、行ってみて、
ちょっと雰囲気が違うな、と思ったら、何のことはない、奈良時代の国府の跡、
でした。勉強不足ですね。学生時代に習ったんだろうけど...

それで、いろいろと気になって、30分ほど周辺を歩いてみた。今も、あちこちで発掘
調査中で、まだまだその全貌は明らかになってないみたい。奈良時代の史跡、って
考えると、普段あまり見かけないし、何となくロマンを感じた。
(多賀城の政庁跡)


(この石が何なのかわからなかったけど、「古代の遺跡」って雰囲気があるよね)


(「多賀城碑」~この祠の中に、多賀城について刻んだ石碑がある。762年に建てられたもので、日本三大古碑の一つだそうです)

利府では、東北新幹線の車両基地があって、名前と住所を書けば、誰でも見学できるようになってた。中には、鉄道模型や写真の展示コーナーがあったり、新幹線や機関車などの車両が外に展示されていたりした。小さい子を連れて行けば、すごく喜びそう。
(運転席も見学できるようになってた)

この後、車で走っている途中で、「岩切城跡」なる看板を見つけ、今度こそ戦国時代のお城かな、
などと思いながら、ちょっと行ってみた。
確かに、戦国時代の城跡ではあったけど、石垣も建築物もなく、ここにお城があったんだ、
と言われなければわからないような「城跡」だった。他に誰もいなかったし。
ただ、山頂に向かう道は、緑が溢れてる!って感じだし、山頂からは仙台平野が一望の下
だし、ちょっとした散歩に行くにはいい所かも。春は桜の名所みたいだし。
まぁ、東京から来て、ここに来る人は少ないだろうけどね。
(城跡への入口)

(山頂へ続く道は緑豊かで自然に恵まれてる)

(結構、良い景色かも)

この後、10日にも日帰りで仙台に行ったけど、七夕祭りはすべてきれいに片付いていて、いつもの仙台に
戻ってました。ちょっと淋しい感じがしたな。

 


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山形~米沢 (フェーン現象“直撃”) [東北]

2日~3日で、山形へ行ってきた。
2日は山形市内、3日は山形から、東根、三川、そして酒田へと移動した。
この間のトピックスと言えば、何と言っても、台風の影響によるフェーン現象!
もう暑いのなんのって、ハンパじゃなかった。
2日は山形で最高37.2度。それも15時15分時点。山形市で37度にもなるのは、
2002年7月26日以来5年振りだって。そして、翌3日は、酒田で最高37.1度。
仕事で来てるっていうのに、猛暑が自分にくっ付いて来ているみたいだったよ。

ただ、一日遅かったら、台風が来たみたいだし、そう考えれば、暑いくらいは
我慢しないといけないけどね。そうそう、山形では一日遅かったら台風だったけど、
先週の木曜には九州にいたので、それが1週間遅かったら、あのものすごい台風に
まともに当たってた。また、新潟県中越沖地震の3日前には上越市を車で走ったり、
春日山に登ったりしてたんだよね。自然災害ではないけど、松山で坊ちゃん列車の
写真を撮った翌日にはその坊ちゃん列車が脱線したし。あちこちを回ってると、こう
して、危機一髪、みたいな機会が結構あるもんですね。

さて、話は戻って、山形です。山形市内には、一つのシンボルである山形城跡が
あり、ここは昭和61年の国による史跡指定以降、長い時間をかけて、山形城の
復元を柱とする、公園整備を行っているそうです。
既に平成3年に完成している二の丸東大手門は4年の歳月をかけて復元したそう
ですし、今は本丸の整備を行っています。
(二の丸東大手門)
本丸復元に参考となる古図、写真等を山形市が収集しているそうなので、お持ちの
方は以下に連絡してあげてください。
 山形市都市開発部公園緑地課 023(641)1212
なお、本丸の復元も下の写真のように、急ピッチで進んでいるようでした。

現代の「築城」でも、予算等の制約があるとはいえ、二の丸の
門の復元だけで4年も費やしているのに、トラックも重機もコンピュータ
も、カメラも電話も電気もなかった戦国時代にこうしたお城を数年で
完成させたというから、当時の技術力やパワー、集中力はすごかった
と感心させられますね。今や公共工事は削減の一途ですが、当時
は、国家予算や地方予算の大半がこうした土木事業だったんで
しょうね。

この後、山形を後にして、酒田まで向かいました。前述の通りの
暑さで、車に乗っててもエアコンの効きは悪いし、車を降りると
再び乗った時の車内は地獄のようだし。そんな中、途中で見える
山の頂上には雪がわずかに残っているようでした。片や37度
なのに、ちょっと先の山には雪がある、というのも、何となく不思議
というか神秘的というか、そんな感じがしました。
(所々に雪の残る月山)


(庄内平野の田んぼの真ん中に佇むお稲荷様。後方の山が、頂上に雪の
残る鳥海山)

そんな訳で、山形では暑さだけが印象に残ってしまいました。
松尾芭蕉の「閑さや 岩にしみ入 蝉の声」では、どこかヒンヤリとした
雰囲気を勝手に連想したけど、全然違ったみたいです。

ちなみに、来週も、火~金曜までずっと出張。疲れそうです....


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