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長浜城と長浜駅舎 [関西]

 小谷城を後にし、次に向かったのが長浜城です。

 長浜城は、小谷城主浅井氏との戦いの功労により、浅井氏の領地を与えられ小谷城主となった羽柴秀吉
が、琵琶湖に近い今浜(現在の長浜)の方が便が良いとして築いた城です。天正3年秋頃、城が完成
すると地名を今浜から長浜に改め、秀吉は小谷城から家族とともに移り、同時に城下町も小谷から長浜に
移しました。
 天正10年(1582年)、織田信長亡きあと、長浜城は一時的に柴田勝家の甥の勝豊が城主となりますが、
その後すぐに秀吉は勝豊を降伏させて長浜城を取り戻しました。
 秀吉が大阪城に移ってからは、山内一豊、内藤信成、内藤信正が城主となりましたが、豊臣氏の
滅亡後は取り壊され、石垣など大半の資材が彦根城の建築に利用されました。
 昭和58年(1983年)には、市民の寄付金などで模擬天守が建設されています。

 その長浜城ですが、桜はまだ満開には早かったようですが、桃(だと思いますが...)がきれいに咲き
ほこっていました。下の写真は、(たぶん)桃の花と模擬天守です。
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浅井三姉妹誕生の地、小谷城へ(日本100名城) [関西]

岐阜城のあとは、一気に滋賀県に移動し、長浜市にある小谷城に行ってきました。

この時に感じたことの1つが、岐阜市の中心から高速道路までの遠さ。名神高速の最寄りのインター
まで岐阜城からだと19km、市役所からだと17kmくらいあります。全国の主要都市、あるいは県庁所在地
の中で、高速道路までの遠さでは1位なのでは、と思うくらい不便でしたね。

まぁ、それはそれとして、小谷城は、長浜市の小谷山にあり、戦国時代に浅井(あざい)家が3代に
わたって居城としていました。築城は大永4年(1524年)頃で、浅井亨政によります。
中世三大山城のひとつと言われていて、三代城主の浅井長政、織田信長の妹で戦国一の美女といわれた
お市の方、その間に生まれた3人の娘・浅井三姉妹(茶々、初、江)ゆかりの城です。

朝倉義景・浅井長政の連合軍と、織田信長・徳川家康の連合軍が戦った姉川の戦いを経て、4年あまりに
渡って織田軍から攻められ、天正元年(1573年)に落城し浅井氏は滅亡。小谷城は羽柴秀吉に与えられ
ましたが、
秀吉が琵琶湖畔に長浜城を築いて移ったため、そのまま廃城になりました。

日本100名城のガイドブックには、城下から本丸まで徒歩で40分との記載があり、雨の翌日に山城を
40分も歩くのは無理かも、と思っていましたが、番所跡付近までは車で行けました。番所跡からであれば
本丸まで15分くらい歩けば到着できました。これが、番所跡です。
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滋賀県内の100名城 ~彦根城②~ [関西]

かなり間があいてしまいましたが、2月に訪れた彦根城の続編です。

国宝の天守閣。慶長12年(1607年)頃に完成した、現存する三重三階の天守閣です。
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滋賀県内の日本100名城 ~彦根城①~ [関西]

もう1ヶ月経過してしまいましたが、先月の14日、国宝・彦根城に行ってきました。

彦根城は、豊臣秀頼をけん制するために、徳川家康が築かせた城で、井伊直政の子、直継が
慶長12年(1607年)に完成させました。
今も現存する三重三階、多様な破風に飾られた天守だけでなく、2重の堀に囲まれた、ほぼ江戸
時代のままの姿の城郭は、豊臣から徳川へと移た時代の歴史とロマンを感じることができます。
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滋賀県内の日本100名城 ~安土城~ [関西]

観音寺城の次は、安土城です。

安土城は、言わずと知れた、織田信長の居城です。琵琶湖畔の標高198mの安土山に、天正4年
(1576年)から、丹羽長秀を総普請奉行に据えて、7年の歳月をかけて築かれました。
日本で初めての天守という、五重七階の豪華、壮大な天守閣は、金、朱、黒などに彩られて
いたそうです。その安土城ですが、明智光秀の謀反後に焼失し、廃城となりました。

まずは、城の南側、大手口付近に復原された大手三門の石垣です。
ここが大手門跡。
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大手門の西側にある、武家門跡。
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そして、大名門跡です。
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滋賀県内の日本100名城 ~観音寺城~ [関西]

2月15日に、仕事で朝から神戸にいる必要があり、であれば、ということで、その前日の14日の
日曜日は、朝から家を出て、滋賀県内にある日本100名城を訪ねてきました。
東京駅8時33分の「ひかり505号」に乗って米原へ。この列車だと、米原まで、「のぞみ」に
追い抜かれないので、快適です。米原で東海道線に乗り換え、まず、彦根で降りて彦根城へ。
続いて、安土で降りて、安土城と観音寺城に行ってきましたが、記事のほうは、観音寺城から
紹介したいと思います。

観音寺城は、近江国守護佐々木六角氏の居城で、文明3年(1471年)頃から石垣・石塁による城造り
が進められたそうです。永禄11年(1568年)、織田信長による猛攻を受けて六角氏は逃げ出し、
以後、廃城となりました。巨石を利用したその規模は山裾まで広がり、中世最大規模の山城と
言われています。主郭部や屋敷地に築かれた高石垣は、日本の城で初めて本格的に導入されたもの
とも言われています。

それでは、城址を訪ねてみましょう。
まず、城址の麓にある、白鳳6年(677年)の創建と言われる桑實寺の山門から出発です。
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早朝の大阪城へ [関西]

先日(と言っても2週間以上前のことですが)、急な出張で大阪に行く機会がありました。
出張が決まったのが前日(5/21)の午後。その日のうちに、新幹線の指定席は予約しましたが、ネットで
検索してもホテルが見つからず。会社のルールでは1泊11,000円まではOKなのですが、空いているのは
3万円以上の高いホテルか、2~3千円程度のカプセルホテルだけ。いやぁ、焦りました。
必死になって探し続け、ようやく見つかったのが、出張当日の10時。「東横イン 天満橋大手前」という
ところが1部屋空きが出て、何とか確保。12時東京発の新幹線に乗る予定でしたので、まさに出発直前。
冷や汗ものでした。
後刻、ホテルで聞くと、木曜と土曜は満室になることが多いそうです。木曜泊まりの出張を予定されている
方は、新幹線より宿の確保を急いだ方が良さそうです。
さて、出張先は大阪の淀屋橋でしたので、本来であれば淀屋橋から梅田あたりのホテルが良かったので
ですが、今回は場所を選ぶ余地もなく天満橋にて宿泊。でも、お城好きの私のとっては、結果的には、
これは“吉”でした。ホテルのフロントから、大阪城の大手門まで徒歩で5分程度だったんです。
ということで、5/23、早起きして、仕事の前に大阪城を一回りしてきました。

5時50分過ぎに大手口の前に到着。これは、千貫櫓(左)と大手門です。いずれも現存する江戸時代の
遺構です。ここを起点に、概ね右回りで城内を巡ってみました。
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大津 (膳所の町を散策) [関西]

9月4日、この日は大津(正確には膳所)に出張してきました。

朝の新幹線で一旦京都駅まで行き、そこから東海道本線で名古屋方面に戻り、
大津の次が膳所(ぜぜ)駅。
この周辺にも、城跡をはじめ、観光スポットがいくつかあったので、仕事のあと、
小一時間散策してみました。
まず、駅から北方向にちょっと歩くと、琵琶湖の湖岸に出ました。湖岸一帯は、
大津湖岸なぎさ公園として整備され、延々と散歩やサイクリングに適した道が
続いてます。後で確認したところ、全長5kmもあるそうです。

まずは、その公園から望む琵琶湖。さすが日本一の湖。まるで海岸に立っているか
のような景色です。
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また、公園沿いの道路に面した、県立体育館の脇の小さな公園で、静態保存
されたSL、C57を発見。屋根付きで、保存状況は良好な様子でした。
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この周辺を歩いていると、どこからも見え、一際目立っていたのが、大津プリンス
ホテル。ちょっと変わった、半円状のタワーは、大津の、琵琶湖のシンボルと言っても
過言ではないかもしれません。それだけ、高い建物が周囲にない、ということの
裏返しでもあるけど。ちなみに、屋外プールはまだ営業中のようでしたが、
曇天だったせいか、お客さんは全くいなかったようです。
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ここから膳所城跡公園まではちょっと距離がありました。
何せ、この季節にスーツ姿で歩いてますから、汗ビッショリだし、きっと公園を
散歩したり、お店で働いてる人からはちょっと違和感あったろうな。

その膳所城跡って、かつては本丸や二の丸が湖に突き出た、
琵琶湖に浮んでいるような城だったとのこと。築城したのは、津城と同じ、
藤堂高虎だそう。
ただ、行ってみると、公園内には、「膳所城跡」という碑以外に何の説明も
なく、石垣が現存するものなのか、公園の入口の門が何を模したのか、
など何もわかりません。史跡の保存状態としては、かなりイマイチですね。
景色はすごく良いけど。

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(湖沿いにある、本丸跡)

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(公園の入口にある、堀と塀)

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(そして門)

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(更に、櫓か倉庫風の建物も石垣上に)

ただ、近くの神社には、当時の城門が移築されていて、重要文化財に指定
され今も現存しています。
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(膳所神社にある城門)


膳所城跡公園



とまあ、こんな感じで、大津、膳所を歩いてきました。

この日の土産は、滋賀土産ではありませんが、見た感じがとっても
美味しそうだったので、京都の生八つ橋を、しかもこの季節限定の
栗あん入り、というやつを買ってみました。
味ですか?八つ橋は本来のものの味があまりにも有名なので、
ちょっと不思議な感じもしますが、味自体はまずまずです。
是非、京都や滋賀に行った際には、お試し下さい。

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ちょっと贅沢な家族旅行 (大阪 りんくう編②) [関西]

8月14日、いよいよ、埼玉に帰る日です。

まずは、ホテルから歩いて行ける、りんくうプレミアム・アウトレットへ。
行くのはもちろん初めてですが、お店の多さに驚きました。
たまに行く軽井沢のアウトレットに負けてないですね。

アルマーニ、フェラガモ、ダンヒルにラコステ。
リーバイスにエドウィン、ナイキにアディダスにギャップに...
いやぁ、沢山のお店がありました。それほどファッションに関心のない、
流行に無頓着な私でも、思わず一通り見て回るほど、楽しくショッピング
できる、してしまう、そんな空間が用意されています。
買い物好きの女性にはある意味、恐ろしい場所かもしれません。
「街」の雰囲気も、外国っぽくて、オシャレだし。
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この後一行は、じゃなくて我が家は、りんくう公園シーサイド緑地というところ
の、玉石を敷き詰めた人口のロングビーチへ。
ここは砂浜でなく、歩きにくいのがネックでしたが、景色は最高。
海の向こうには関西空港、更に遠くに目をやると、淡路島や六甲方面が
見え、海の上をりんくうタウンと関空を結ぶ橋が通り、そして青い空、
青い海(真っ青とは言えませんが)、白いビーチ、夏の雲が広がる景色は、
大阪にいることを忘れ、南の島のリゾート地にでもいるような錯覚を覚えて
しまうほどでした(ちょっと大袈裟でしょうか)。

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(ビーチと海と橋と...)

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(夏の雲)

この後、ホテルを出てからは、ひたすら伊丹空港を目指しました。
ここまで来て関空になぜ行かないか、って?単に、ちょうどいい
時間の便がなかっただけ。ただ、最近の新聞記事では、今秋以降
の、関空の減便が報じられてましたが、今以上に便が減るとなると、
非常に使い勝手の悪い空港になってしまいますね。お気の毒に...

途中、炎天下でありましたが、大阪城には寄ってみました。
私自身は何度も行ってますが、子供達は未経験だったので。
真夏とは言え、大阪まで来たら、大阪城はパスできないですよね。
とは言え、前日の岸和田城と違って、駐車場から天守閣の前までが
さすがに遠く、しかも登り階段や登り坂が続くため、36度の太陽の
下で、家族四人ぐったりでした。
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(大阪城天守閣)

そして無事に、伊丹空港から羽田に向かいました。
ちょっと贅沢な家族旅行の前半の部はここでおしまい、楽しい思い出を胸に。

今回のお土産は、長男が選んだ「お好み焼き なにわの味せんべい」。
お好みソース味とねぎ焼の2種類のせんべいに、ソースとマヨネーズ付。
いかにも大阪らしい味でした。
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(外装)

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(箱を開けると、こんな感じ)

とまぁ、延々と、面白くもない文章で綴ってきましたが、
家族4人での、しかもちょっとグレードの高いホテルに
泊まっての旅行は、やっぱり、1人で行く味気ない出張とは
違って、楽しいものですね。是非また行きたい、そんな
思いです。




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ちょっと贅沢な家族旅行 (大阪 りんくう編①) [関西]

11~12日と二日間、USJで過ごした後、次は、りんくう方面に向かいました。

朝、ホテルユニバーサルポートを出た後、まず向かったのが、仁徳天皇陵。
あの、教科書などでお馴染みの、昔何度も耳にした前方後円墳。
なぜ、ここに行く事にしたかというと、りんくう方面に向かうために地図で見て
いて、たまたま近くに載っていたから。あの有名な古墳を一度は近くで見てみよう、
ということで行ってみたのですが。
実際に行ってみると、あまりにも大きすぎて、その「前方後円」なる姿が全く
わかりませんでした。目の前に大きな丘があるだけで。
観光客もほとんどいなかったし、これはやっぱり、教科書や百科事典などに
上から撮った写真でないと何だかわからないんですね。
ちょっとガッカリ。近くに、他の古墳もあるので、併せて寄ってみるか、と初めは
考えてましたが、それは取り止め。仁徳天皇陵だけで十分でした。
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次に向かったのが、先日引退をほのめかしたオリックス清原和博の故郷岸和田。
ここで、岸和田城をしっかり見て行きました。なかなか、きれいに整備され、大きな
天守閣も復興されていて、大阪城には及ばないけど、大阪らしい城跡のように
思いました。
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(岸和田城の石垣と堀)

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(岸和田城模擬天守閣)

この後、りんくうタウンに向かいます。
そして、この日泊まったのが、全日空ゲートタワーホテル大阪。しかも、部屋は、
まさに贅沢に、48階のスイートルーム。何と、65.2平米。これだけ見ると、すっごく
高いと思いますよね。ただし、値段の方は、案外リーズナブルで、家族4人、朝食
付きで50,000円。この、ハイシーズン、お盆の期間中に。
どうです?一度行ってみるか、という気になりますよね。
ではまず、部屋の様子を。
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そして、部屋からの眺望。
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同じく部屋からの夜景。
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ちなみに、外から見上げるとこんな感じです。
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バスルームのほかに、シャワールームもあり、洗面所も2つあり、ドでかい液晶TVあり、
など、子供達はすっかりお気に入り。2時過ぎにチェックインしたのですが、誰も
外に行きたがらず、夕食の際を除き、一晩部屋でのんびり、オリンピックなどを
大画面で見ながら、過ごさせていただきました。

ちなみにこのホテル、楽天トラベルさんのHPから見つけました。
1日1部屋限定、みたいなプランで。
この記事を見てくれたみなさん、是非一度、お試しあれ。

ということで、この続き、翌14日については、改めて書くことにします。





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