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大名庭園⑤ 新江戸川公園~椿山荘 [大名庭園・屋敷]

都内に残る大名庭園シリーズの第5弾です。

今月12日、先日記事にした甘泉園を見た後、神田川を渡ってすぐ、文京区目白台にある新江戸川公園
に行ってみました。
ここは、幕末に、熊本藩細川家の下屋敷だった場所で、今もその庭園跡が文京区立公園として開放
されてます。

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大名庭園④ 戸山公園(尾張徳川家)~甘泉園(清水徳川家) [大名庭園・屋敷]

12日の土曜、天気も良かったし、高田馬場駅で降りて、新宿区・文京区内にある大名庭園跡をいくつか
散策してきました。
まず向かったのが、新宿区戸山~大久保にある、戸山公園。明治通りを挟んで、大久保地区と箱根山
地区の東西2つの公園です。箱根山地区のあたり、江戸時代には、尾張徳川家の下屋敷があった場所
で、当時の広さは136千坪もあったそうです。その後、明治から終戦までは陸軍の施設がありました。
現在では、公園のほか、戸山ハイツという住宅が建ち並んでいます。

尾張徳川家の下屋敷だった当時は、、回遊式庭園「戸山山荘」として整備され、敷地内には箱根山に
見立てた築山の玉円峰(現在の箱根山)、東海道の小田原宿を模した建物など二十五景が造られました。
現在、その大半は失われていて、箱根山だけがその頃の様子を今に伝えています。
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大名庭園② 東京大学(加賀藩&水戸藩) [大名庭園・屋敷]

3月27日の小石川後楽園に続く、東京に今も残る江戸の大名庭園・大名屋敷シリーズの第2弾として、
5月1日に、東京都文京区本郷にある東京大学の本郷キャンパスに行ってきました。
ここ本郷キャンパスは、言わずと知れた、加賀藩前田家の上屋敷跡地。今のキャンパスには、当時の
遺構が一部残っている、ということで、見学してきました。

まずは、東大のシンボルとしても知られる赤門。本郷通りに面し、今も学生達の通用門として利用されて
いますが、元々は、文政10年(1827年)、加賀藩13代藩主前田齋泰に嫁いだ11代将軍徳川家斉の息女
溶姫のために建てられた朱塗りの御主殿門で、重要文化財にも指定されています。
東大のHPをそのまま引用させて頂きますと「中央は中心の柱から屋根が少しずれる薬医門の型式で、
切妻造、本瓦葺となっている。その左右に唐破風造本瓦葺の番所を置いている。このような例はあまり
多くない。 さらに海鼠塀本瓦葦の繋塀が、左右に配されて、加賀百万石にいかにもふさわしい豪華な
構造と構成を誇っている。」ということです。立派な門ですね。
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大名庭園① 小石川後楽園 [大名庭園・屋敷]

今日は寒かったですね。あまりに寒いので、今日はほとんど家にこもってましたよ。

さて、昨日の日経新聞によると、江戸はその約7割を武士の屋敷が占めてたそうです。今も格差社会なんで
いいますが、当時の方が身分による格差は歴然としてますね。中でも大名は、藩主が住む上屋敷のほかに
中屋敷、下屋敷を持ち、必ず庭園を造ったそうです。そして、その大名庭園跡が、東京には今も数多く残って
ます。そんな大名庭園跡を1つ1つ訪ねてみたいと思います(といっても、第2弾がいつになるか分かりま
せんが)。

ということで、大名庭園シリーズのトップバッターとして、昨日、水戸徳川家の上屋敷(当初は中屋敷)
だった小石川後楽園に行ってきました。なぜ、ここからかって?もちろん、巨人戦を見に行く“ついで”です。

この小石川後楽園は、パンフレットによると、寛永6年(1629年)に水戸徳川家の祖である徳川頼房が
造ったもので、その後2代藩主である光圀の時代に完成しました。庭園は池を中心にした回遊式築山泉水
庭になっていて、園名だけでなく、その構造も中国の風物を取り入れた中国趣味豊かな庭園です。
では、その一部をご覧ください。
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