横軽廃線跡 “アプトの道”を歩く（後編）

横川～軽井沢の信越本線廃線跡、”アプトの道”を歩くの後編です。

峠の湯に隣接して、「碓氷峠くつろぎの郷」というコテージと市民農園などから成る施設がありますが、
ここに、EF63の22号機が静態保存されていました。ナンバープレートもなく、塗装もボロボロですが、
正真正銘のロクサンです。

ここからは、新線と別れ、旧線沿いに歩くことになります。第1号トンネルです。


続いて、第2号トンネルです。


第2号トンネルを越えると、左手には碓氷湖（坂本ダム）が見えてきます。


ここからは、第3～第5トンネルが続きます。






ちなみに、トンネルの天井部分はこんな感じです。


途中、あちこちにこんなスペースがあります。人が退避する場所でしょうか。つららあり、とありますが、
確かに、この日は猛暑日でしたが、トンネルの中は、特に第5トンネルの中はとってもヒンヤリとして
ました。


第5トンネルを抜けると、目の前に第三橋梁、通称「めがね橋」があります。


めがね橋の上からは、新線の線路も見えています。


この、めがね橋付近で、1997年9月6日に撮った写真を1枚。EF63が牽引するあさま号です。


そして、第6トンネル。


この日はここで引き返しました。熊ノ平までの1.2kmはまたの機会に歩いてみたいと思います。
さきほどの写真とは反対側、橋の軽井沢寄りから、もう1枚。


橋の上はこんな感じです。ここにかつては、アプト式の線路があったわけですね。


橋の上から、旧道（国道18号旧道）を見下ろします。この、クネクネした感じがいかにも、碓氷峠
らしいと思いました。


横川駅付近まで戻ってみると、ちょうどトロッコ列車とEF63が並んでいるシーンに出くわしました。


そのEF63が走り出したところです。


ということで、今回のハイキングは終了。いやぁ、疲れました。翌日、ふくらはぎが筋肉痛になりました。
ここを目指すなら、日ごろの運動も大事ですね。

帰りは、横川13時51分発の普通列車。115系の5両編成でした。


高崎からは大宮まで新幹線。MAXとき326号です。


長野新幹線と開業とともに、1997年10月1日に廃止となった、信越本線の横川～軽井沢。
今も当時の面影を十分に残してくれていることもあり、時々こうして訪れてみようと思います。
とは言え、今回は猛暑日の炎天下できつかったです。次回は、もっと気候の良い時期に
行きたいですね。

タグ：軽井沢 横川 ＥＦ６３ ロクサン 碓氷湖 めがね橋 横軽

コメント 5

何時か行ってみたいと思っていた場所です。
写真と文面でも行った気分になれました。
体力作りをしてから行ってみたいと思います。
by ミスター仙台 (2013-08-26 10:22) 

碓氷峠は我が故郷みたいな場所なんです　小学生の頃にはめがね橋何度も渡ったんですよ　あのロッドのＥＤ４２でです　成人してからは奥の新線方をってなことで　なんとも懐かしい場所なんです　今日のレポートで改めて興奮させて頂きました　今度機会があったらトロッコ列車に乗って丸山変電所でも見に行きたいなって思いもあるんです
確か６号隧道は封鎖されていませんでしたか？　そこから先へはどの様にして行かれるのでしょうか？　新線のほうを使うのでしょうか？
by トータン (2013-08-26 12:52) 

トータンさん、6号隧道は開通していて、熊ノ平まで行ける
ようです。
by takechan (2013-08-26 20:42) 

一度歩いてみたいと思っているのです
碓井湖はよく行くのですが・・・＾＾；
by さる１号 (2013-08-29 21:09) 

去年、メガネ橋から、トンネルを碓氷湖まで歩きました。
数十年前に、軽井沢へ行くには、このトンネルを列車で通ったのですから
感慨深いものがあります。
by kohtyan (2013-08-30 10:23)