今年もGWに鎌倉へ（後編）

GWに行った鎌倉散歩の後編です。

化粧坂切通しを下ったところで、左手に進むと、海蔵寺という古刹がありました。
このお寺、元弘3年（1394年）、鎌倉御所足利氏満の命により上杉氏定により建てられ、天正5年
（1577年）建長寺に属して今に至っているそうです。


安永5年（1776年）に浄智寺から移築されたという仏殿（薬師堂）。薬師三尊像などが安置されて
います。鎌倉らしい雰囲気のある建築物です。


本堂。関東大震災で倒壊したのち、大正14年に再建されたものです。


本堂の背後に広がる、決して広くはありませんが、風光明媚な鎌倉の景勝をイメージして造られた
という庭園。池は自然の湧水で1年中満たされ、その周囲の様々な木々が四季折々の風情をかもし
出し、そこに石灯籠や石の五重塔が配されています。本堂の脇から撮りましたので、説明のような
風景には見えないかもしれませんが。


この後、再び横須賀線の線路沿いに出ましたので、1枚だけ、鉄分補給。


次に訪れたのが、英勝寺というお寺。太田道灌の子孫で、徳川家康の寵愛を受けたという、お八
（後に、お梶、そしてお勝に改め）が、家康逝去後に出家し、英勝院と名を改め、寛永13年（1636年）
に道灌の屋敷跡に建てた尼寺が、この英勝寺です。まだお勝の方と名乗っていた頃に、水戸徳川家の
初代藩主水戸頼房の養母だった縁で、代々水戸家の姫が住職を務めたことから、江戸時代には、
水戸御殿と呼ばれる程の、格式の高いお寺だったそうです。


山門。英勝院（1642年没）一周忌の直前に造営された山門。関東大震災後に一度は売却されるも
2011年に旧部材を用いて、元の場所に復元されたそうです。


仏殿。1632年の建立。立派な建物です。


山門をもう1枚。


中庭。見事な竹林を拝観することができます。


書院の前に咲く、白藤。これも見事です。


英勝寺の隣にあるのが、寿福寺。建長寺、円覚寺、浄智寺、浄妙寺とともに、鎌倉五山の１つです。
臨済宗建長寺派だそうです。源頼朝の妻、北条政子が正治2年（1200年）に創建しました。
写真は山門（総門）です。


仏殿。1714年頃の建立だそうです。


こちらも仏殿。


中門。普段はここから奥には行けないようですが、この時は中まで進めました。


そして、最後に向かったのが、ここはやっぱり、鶴岡八幡宮。




人に慣れてるリスが2匹いました。チップとデールかな。。。




鎌倉って、東京から近いにもかかわらず、自然に囲まれ、少し足を延ばせば海もあり、
史跡あり、ハイキングコースあり、駅周辺には若者も年配者も楽しめそうなショップがずらりと
並んでるし、本当に観光に適した街ですね。

次は、更に違うコースで行ってみたいと思います。また、1年後かな。

タグ：鎌倉 寿福寺 英勝寺 海蔵寺 風光明媚 山門 散策

コメント 5

横須賀線の線路沿いにはいくつかのお寺がありますね。私はあまり行ったことがありません。
by takenoko (2013-05-25 06:51) 

鎌倉は新緑の季節もイイですね～
昨年は真夏に行ったもんだから(>_<)
http://marbou.blog.so-net.ne.jp/2012-08-28
by まー坊 (2013-05-25 06:53) 

雰囲気いいですね。鎌倉か、今のそれがしには遠いなあ。
by ノリパ (2013-05-25 06:57) 

近くにリスがいるのですね。大仏さんの高徳院では、リスをよく見ましたが
目にピントがきて、ばっちりですね。
by kohtyan (2013-05-25 08:38) 

是非行ってみたいですヨ。
by ばん (2013-05-31 19:33)