春日山城址へ ～日本100名城～

1か月以上も前ですが、日本100名城の１つ、新潟県の春日山城址に行ってみました。
春日山城、言わずと知れた、上杉謙信の居城。
築城時期は定かでないようですが、天正年間（1504～1521）に長尾為景により城砦化されたそうです。
慶長3年（1598年）に、上杉家の会津への転封により堀秀治に引き継がれ、その後堀氏が慶長12年
（1607年）直江津港近くに福島城を築城して移ったため、春日山城はその運命を終えました。

では、春日山城址の今を、ご覧ください。



三ノ丸。三ノ丸には米蔵や、上杉謙信の死後、景勝と跡目を争った「御館の乱」で敗れた、上杉三郎景虎
の屋敷がありました。


こちらが、景虎の屋敷跡です。


三ノ丸と二ノ丸の間にある、土塁。春日山城で最も良好に残っている土塁です。


二ノ丸。


重臣柿崎和泉守の屋敷跡。春日山城で最も大きな郭です。


ここには、つくしが群生してました。


秀吉の時代に、5大老の1人にもなった上杉景勝の屋敷跡。


大井戸。今も満々と水をたたえています。この井戸があるから、ここに山城を築いた、と言われて
いるそうです。


天守台跡。


本丸から南三ノ丸方面を望みます。ところどころに畑（黄緑色の部分）がありますが、これらは
かつて屋敷跡だった郭を利用したものです。


本丸。


本丸から日本海が望めます。


謙信公が必勝を祈願した毘沙門堂跡。


諏訪堂跡。


毘沙門堂の跡地から少し離れたところ、不識院跡の脇に、毘沙門堂が復元されてます。


不識院跡。


お花畑。各堂に献ずる花や薬草を植えた場所。


直江景綱、直江信綱、そして直江兼続が住んだという直江屋敷跡。


搦手跡。


春日山城は戦国中期の最大規模の山城ですが、山城の東裾野に監物堀と呼ばれる延長1.2kmの
総構（そうがまえ）が築かれていたことも特徴の１つです。100名城スタンプの設置してある「ものがたり
館」のあたりに、その総構（堀と土塁）の一部や東城砦が復元されています。
こちらは、東城砦です。


ものがたり館から楼門跡を超えたところにある、史跡広場。この広場の周囲に堀と土塁が復元された
ほか、発掘調査で判明した道路なども再現されています。


総構の堀と土塁。


ちなみに、春日山城を出た堀氏が慶長12年に築いた福島城ですが、古城小学校のあたりが本丸
だったそうです。
堀氏後に越後の領主となった松平忠輝が慶長19年に高田城を築いて移転したため、福島城は
わずか7年で廃城になってしまいました。今では、石碑と櫓の礎石くらいしか残っていないようです。
今回は訪ねませんでしたが、いつかまた直江津に行く機会があれば、その時は福島城址も見て
おきたいですね。

タグ：春日山 100名城 山城 上杉 新潟 直江兼続 上杉景勝

コメント 5

いいですね。
行ってみたいです。
by たかぼん (2013-06-02 00:08) 

春日山城ですね、それがし登ってないんです。心残りのお城なんで。いつか再訪したいです。
by ノリパ (2013-06-02 19:43) 

静かなところですね。
下界を見下ろしていた当時の主はどんな思いだったんでしょうね。
by 楽しく生きよう (2013-06-04 18:55) 

春日山城にまつわる史話は、多くありますね。
by kohtyan (2013-06-05 12:23) 

ご訪問くださり有り難うございます＾＾
by yu-papa (2013-06-09 10:36)