北海道旅行　４日目（積丹半島～余市）：いろんな街：SSブログ

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北海道旅行　４日目（積丹半島～余市）　[家族旅行] [編集]

家族旅行もいよいよ4日目。この日は朝からちょっと遠出。思い切って積丹半島まで
行ってきました。

積丹半島、昔から地理のテストに出題されたりしたから、読み方と概ねの位置は知ってましたが、
北海道旅行は3回目の私も、同4回目の家内も、未開拓の地でした。キロロからは片道70km近く
ありましたが、ガイドブックに載る絶景の写真に惹かれ、思い切って行ってみることにしました。

ガイドブックによれば、積丹半島は、日本海に突き出し、絶景と奇岩の名勝地で知られ、海の色は
シャコタンブルーと呼ばれるほど澄んで美しい、とのことでしたが、確かに、余市から向かう途中、
国道229号線に沿って続く海岸線は、前を見るのを忘れそうになるくらい、きれいな海と奇妙で
自然のすごさを感じさせる岩だらけの海岸線が続きます。
この日は、途中の黄金岬や島武意海岸、積丹岬は通過して、積丹半島の先端にある、神威岬に
行ってきました。まずは、写真をご覧ください。海に突き出した様子が分かります。

この神威岬は、前の写真のとおり、駐車場から先端まで尾根沿いに遊歩道が整備されていて、
その途中、左右・眼下に広がる景色の見事さに、みな、何度も立ち止まりながら歩いてました。
ただ、残念なことに、この日も薄曇りだったため、海の色はブルーというより、グレーですが。

そしてこれは、神威岬の先端から見える、乙女の化身と言われる岩礁、神威岩です。波と風に
浸食されたのでしょうけど、自然が作り出す芸術的な造形、です。

もう1枚、神威岩をアップで。

そしてこれは、神威岬から見た念仏トンネル方面。かつて道路が整備されていうない頃は、神威岬
に行くのに、この断崖絶壁の海岸線を歩いたそうで、海難事故を起こさないため、1918年にこの
トンネルが完成したそうです（二つある小さな穴の右側が念仏トンネル）。今は通行禁止になってます。
その左手の岩が、水無しの立岩、と呼ばれる、これもまた奇岩のひとつです。

上の写真ではわかりにくいので、水無しの立岩をアップで。今にも倒れてきそうです。それと
曇ってはいますが、海が青く澄んでいるのがわかります。

私は表現力に乏しいため、うまく伝えられませんが、このあたりの景色は、本当に絶景です。
ぜひ、北海道に行ったら、お立ち寄りいただきたい、オススメスポットです。

さて、その積丹半島も名残惜しいところではありますが、ほどほどのところで後にして、次に向かった
のが、ホテルに戻る途中にあった、余市町にある、函館本線余市駅のすぐ正面にある、ニッカウヰス
キーの北海道工場余市蒸留所。ここはニッカウヰスキー発祥の地で、日本初の本格ウイスキー工場
です。なぜこの地か、というと、モルトウイスキーの本場スコットランドと気候や雰囲気がそっくりだった
から、ということだそうです。今も製造していますが、昭和初期の建物群が当時のままに保存されて
いる、ということで、有形文化財に指定され、その一部を見学できるようになってます。

工場内の広大な敷地は、建物だけでなく、白樺をはじめ緑豊かで、デートスポットにもなりそうな、
静かな公園、といった雰囲気もあります。

この建物は文化財のひとつ、旧リキュール工場です。

そしてこれが、正門と事務所等です。歴史を感じる建物です。

ここではウイスキー等の試飲もできます。1人１杯ですが。また、売店でオリジナル製品なども
売っていて、酒好きでなくても思わず何か買って帰りたくなると思います。
ちなみに私は運転がありますので、もちろん、ウイスキーは飲んでません。リンゴジュースを頂き
ました。一杯くらいなら、は通用しませんよね。泥酔しながら運転する警官も世の中には存在する
ようですが。。。

この日も、キロロリゾートに連泊。この写真は、余市からキロロに帰る途中、冷水峠から撮った
赤井川村。この村、写真ではわかりにくいかもしれませんが、カルデラ形状になっていて、
この全貌を見渡せるのが、この、冷水峠にある展望台なんです。