「ふれあい鉄道フェスティバル」へ

11月10日、毎年、尾久車両センターで開催される「ふれあい鉄道フェスティバル」に行って
きました。
この日は朝から晴天に恵まれましたし、そもそも人気のイベントの１つとあって、今年も多くの
方が訪れたようです。
私の場合、今年は開場時刻10時の1時間半前の8時半すぎに現地に到着しましたが、すでに、尾久駅
から尾久車両センターの入口まで続く約150mの地下道には、既に70～80mの列が出来てました。
ただ、驚いたのはむしろ帰るとき。10時45分に会場を後にしたのですが、その時点では更に長い
列が出来ていて、地下道の150mだけでなく、地上に出て上野方面に200m以上になってました。
やはり、どうせ行くなら、早めに並ぶ方が良さそうですね。来年も8時半には並ぶことにしよう！

さて、会場の様子はどうだったかと言うと、まずは、10時の開始の直後に会場に入ると、多くの
駅長さん??達がお出迎えしてくれてました。


今年のイベントのテーマは「働く車両大集合」です。一般車両の展示が少なく寂しい気もします
が、一方で普段は近くで見ることのない保守用車両をたくさん、見ることができました。
まずは、高所作業車「マジックボーイ」です。チビッ子たちは体験乗車することが出来ました。


そして、「道床掘削機」。経年などで傷んだ道床を交換する際に使用され、道床の掘削、掻き出し、
排出などを行う車両です。枕木下の道床を、レールや枕木を動かさず枕木の端から挿入したアンダー
カッターで道床を切り取るように掻き出し、ベルトコンベアで後方に運搬して、大型ホッパーへと
積み込むそうです。


「道床掘削機」の前にいたのが、その「大型ホッパー」（MFS50バラストホッパー車）です。道床に使用
されるバラスト（砕石）を運搬する車両で、新バラストを現場まで運搬したり、「道床掘削機」と組み
合わせて、使用されていた旧バラストを大量に運び出すために使用されます。


「大型ホッパー」の牽引するように停まっているのは、JR東日本東京省力化軌道光軸の保守用車両
GT240-1/2002です。


続いては、10頭式の「レール削正車」です。レールの登頂面や側面を砥石で削る車両です。この形式では、
10個の砥石が装備されていて、高速回転する砥石をレールに押し付け、凹凸等を削ることで、適正なレールの
断面形状を回復させます。


こちらは、16頭式の「レール削正車」です。


これは、「バラストレギュレーター」（KSP2002 道床整理車）です。軌道整備作業後の道床の緩みの締め付け
と、道床をきれいに整えるための車両です。


そしてこれは、「マルチプルタイタンパー」です。列車の走行により発生する軌道のゆがみを整正する車両です。
変位（ゆがみ）を検測し、専用の装置で整正する位置までレールをつかみ上げ、特殊な刃で枕木の下の
道床を突き固めることで、効率的に軌道の線形を設定された位置まで戻すことができます。


これは、「多目的レール運搬車鉄製トロ」です。レールを運搬する運転台車と、前方を確認し誘導する
ための確認台車で編成されています。


「軌道モーターカー」です。レールや枕木などの工事用資材を運搬する車両を連結して、工事現場まで
牽引するための車両です。


これは、検修庫でのイベントとして行われてた「ホキ車のお仕事紹介」のコーナーに展示されていた
バラスト散布用の貨車「ホキ800」です。


屋外の展示コーナーの外にも、DE10に牽引されたホキ800が留置されてました。


ここからは、一般車両です。休憩用車両には12系客車5両と、


185系10両が利用さえれていました。


このイベントでは毎度おなじみのE655系「和」も展示されていました。


最後に、転車台回転実演のコーナーです。今年は、EF65 501が転車台に載っていました。
こちら側は「さくら」のヘードマークです。


逆エンドのヘッドマークは「出雲」でした。


ということで、特殊な車両ばかりで、やや物足りなさも残りましたが、とはいえ貴重な体験をする
ことができました。

タグ：鉄道 尾久車両センター ふれあい鉄道フェスティバル 保守車両

コメント 2

「道床掘削機」超カッケー！チェーンソー持ったジェイソン！！！
やっぱり好きだぁぁぁ！機械扱いでも線路を守る器材が好きだぁ！
まだまだ知らない器材が、あるというのが、とってもウレシイ！！
by hanamura (2018-11-18 21:47) 

hanamuraさん、コメントありがとうございます。
今回はレアな保守車両たちが集まりましたね。
by takechan (2018-11-18 22:51)