（日本100名城）会津若松城へ

先月中旬、福島県会津若松市にある、会津若松城（別名：鶴ヶ城）に行ってきました。
会津若松城は、室町時代からあった葦名氏の黒川城を、蒲生氏郷が文禄2年（1593年）に整備
した際に、名称も若松城に改められました。その後も蒲生氏、加藤氏によって大規模な改修が
行われ、寛永16年（1639年）頃に現在のような姿が完成したそうです。
幕末の戊辰戦争で、新政府軍を相手に、1か月も籠城に耐えたことでも有名です。その後、
明治5年まであった天守閣や本丸御殿は、明治7年までにすべて撤去されてしまいました。

現在、本丸には、昭和40年に、幕末の姿であった5層の天守閣と走長屋が復元され、更には、
平成13年には、南走長屋と干飯櫓も復元されました。


駅の方から来ると、まず、北出丸を通ります。北出丸は、1639年加藤明成の時に馬出を出丸に
整えたもので、城の大手口を守る重要な場所でした。写真は北出丸の追手門跡の石垣です。


北出丸から西出丸へと移動し、ここにある駐車場に駐車。ここからあるいて、城内に向かいます。
西出丸から梅坂を上り、帯郭に入ったところにあるのが、鐘撞堂。戊辰戦争の際、籠城戦になって
も、正確な時を告げた鐘です。


太鼓門（大手門）の石垣。北出丸から帯郭に通じる門です。


武者走。太鼓門の上に兵を昇降させるための石垣だそうです。


本丸の埋門（蒲生時代の表門）を2枚。




北側の帯郭から見た天守閣。


表門。帯郭から本丸の奥御殿へ通じる門で、北向きの多聞櫓門です。写真は本丸側から。


表門（鉄門）を帯郭側からもう一枚。


天守閣を西側の帯郭から。


帯郭にある謙信仮廟所。上杉景勝が会津に入封した際、上杉謙信の遺骨も若松城内に
運ばれ、鉄門そばの一角が仮の廟所としてあてられたそうです。


ここから本丸です。
天守閣と、それに続く走長屋。いずれも、昭和40年に幕末の姿で復元されています。


本丸御殿跡。本丸には多くの建物が建ち並んでいました。


干飯櫓。


月見櫓跡。


茶壺櫓跡。


御三階跡。本丸内に数多くあった建物の一つが「御三階」。会議等に使用されたそうで、
今は市内の阿弥陀寺に移築されているそうです。今回は行きませんでしたが。現在、発掘調査
中です。


場外に出ます。西出丸の石垣と水堀。


本丸南側の水堀。


西出丸の南側の門。


干飯櫓を本丸南側の堀の反対側から。


説明が駆け足になりました。この日は暑かったのと、次に向かう場所があったため、二の丸や
三の丸、あるいは北出丸の北側の石垣などは見ないで帰りました。
やや心残りです。また行くことにします。

タグ：天守閣 100名城 会津若松城 鶴ヶ城

コメント 5

朱色の瓦になってから行ってないから、久しぶりに行きたいんですよね～。
鶴ヶ城いつ行けるかなぁ。
by たかぼん (2015-10-01 15:42) 

鶴ケ城
赤瓦がいいですね。

by ねじまき鳥 (2015-10-02 00:49) 

わたしの故郷です。
現在の天守閣は鉄筋コンクリート造ですがわたしの小学校時代は石垣だけが残っているところでした。本丸広場にあった「荒城の月歌碑」そのままの情景でした。
　この写真の中の「武者走り」は今は登れませんが昔は自由に上り下り出来ました。今年の秋も行って来たばかりです。
　「八重の桜」で主演した綾瀬はるかさんのメッセージプレートが場内にあったのをご存じですか。目の前の桜の木の下に直筆の綺麗な文字で震災復興への思いを綴ったものです。東北の人達には、ちょっと目がウルウルする励ましのメッセージでした。
by U3 (2015-10-02 09:29) 

会津若松は、うちの母の出身地です。
子供の頃、夏休みの度に連れていかれました^^；
by まー坊 (2015-10-02 20:40) 

とても大きな天守で、形的にも綺麗な感じに仕上げられていますね＾＾
by yu-papa (2015-10-03 15:47)