（日本100名城）白河小峰城へ

既に一ヶ月以上経過してしまいましたが、8月上旬に、福島県にある日本100名城の一つ、
白河小峰城に行ってきました。ここは、震災直後の2011年5月にも訪問しましたが、その時は
まだ、本丸周辺の石垣が崩落していて、本丸には立ち入ることができませんでしたが、その後
徐々に復旧工事が進み、今年の4月から入城可能となったと聞き、再び行ってきました。

白河小峰城は、元々結城氏が築いた城ですが、天正18年（1590年）、秀吉から会津四郡を与えら
れ蒲生氏の領地となり、その後上杉氏、再度蒲生氏が支配。そして、寛永4年（1627年）に江戸幕府
は、白河に丹羽長重を入れて新城を築かせ、奥州の入口を固めさせました。長重は寛永6年（1629
年）より城郭の大改築に着手、寛永9年（1632年）に完成します。

その後は榊原氏、本多氏、奥平松平氏、越前松平氏、久松松平氏、阿部氏など7家21代の城主の
交代があり、慶応3年（1867年）には白河藩は幕領となり城郭は二本松藩丹羽氏の預かるところ
となりました。

幕末の戊辰戦争では、奥羽越列藩同盟軍と新政府軍の激戦地となり、三重櫓などを焼失してしま
ったそうです。



さて、その白河小峰城ですが、入城可能になったとは言え、修復が済んだのはまだ一部で、
この通り、本丸の周囲はまだ、立ち入り禁止区域が目立ちました。


本丸の西側の石垣。左奥が、月見櫓跡。


清水門跡付近の石垣。


清水門の東側の石垣。修復された部分が白っぽく、きれいです。


本丸にて三重櫓と、前御門。


本丸の南側の多聞櫓跡。


1991年に復元された三重櫓。近年では珍しく、本格的に木造で再建されました。


1994年に復元された前御門。


本丸御殿跡。ここには707畳にもなる、大規模な建物があったそうです。


本丸北側。石垣の修復工事中でした。この位置に立つとけっこう怖いです。さすが、「東北の
石垣造りの三大名城」です。


三重櫓をもう1枚。


桜之御門跡の石垣。本丸御殿の南側入り口にあたる門で、約７ｍの高さの櫓門だったそうです。


本丸の南西側の水堀（蛇頭堀）。


本丸の南西側の高石垣。


二の丸に移設された、大手門の礎石。大手門跡は、駅をはさんで反対側にあります。


二の丸にある、空堀跡。


会津門跡。


二の丸。


本丸の北東側。今も工事中です。


三の丸の石垣。石垣の上は、住宅街です。


これも三の丸。


竹之丸の石垣。


こちらも、竹之丸。


本丸の北側の石垣と堀。左では搦め手門跡。


搦め手門付近の石垣。


竹之丸から三の丸に向かう門？の石垣。


本丸の東側。ここも入れません。


最後に、白河小峰城を遠くから。


見事なお城なだけに、早く、全体の修復が完了して欲しいものです。そうしたら、もう一度、
行ってみようと思います。

（ご参考）震災直後の訪問記はコチラ
http://kyouichi.blog.so-net.ne.jp/2011-05-22

タグ：石垣 白河 復興 100名城 櫓

コメント 4

自分も行きました。
だいぶ復旧してきましたね。
確か今年で復旧工事が終わると書いてあったような(^^;)
by たかぼん (2015-09-22 15:57) 

完全復旧とはいきませんけど、また見学が出来るようになって良かったです。それがしも行きたいです。
by ノリパ (2015-09-23 12:14) 

小峰城といえば、白河駅ホームからも姿を見ることができますね～
by とーる (2015-09-23 20:40) 

良い天守ですね・・・
by yu-papa (2015-09-26 20:25)