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「日本三名園」偕楽園 [甲信越]

既に、東京をはじめ首都圏の桜もピークを過ぎ、そろそろ散り始めたこの時期に、梅の話も遅すぎ
かもしれませんが、先日(3月25日)、新型特急E657系の撮影を兼ねて行ってきました、日本三名園の
1つでもある、水戸の偕楽園の様子を紹介させてください。
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偕楽園は1842年(天保13年)に水戸藩第9代藩主徳川斉彬公によって造園されたそうです。約13haの
園内には、なんと、約100種、3,000本の梅が植えられているそうです。この日は例年であれば、満開の
時期をやや過ぎたタイミングのはずですが、今年は3週間ほど遅く、まだ7分咲き程度でした。
ただ、この通り、南側(常磐線側)斜面の梅はほぼ満開の状態で、赤や白の梅の花に、山全体が埋め
尽くされているかのようでした。
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こちらは、仙奕台(せんえきだい)。千波湖を見下ろすこの場所で、囲碁や将棋を愉しむという、風雅な
場所だったそうです。昨年の震災で、この付近は法面が崩れ、あるいは大きな亀裂が入ったのを
約1年かけて復旧したそうです。
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白梅。
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梅と言えば、ウグイス。多分、梅の木にとまってる鳥はウグイスだと思います。
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そして紅梅。見事な、色鮮やかな花ですね。
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徳川斉彬公によって、休憩所として建てられた好文亭。震災により壁が剥離し、あるいはひび割れ
するなど、大きな被害を受けましたが、見事に修復されました。
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ここの2階からの眺めは非常に素晴らしいものがあります。ただ、この日はとても混んでて、入ってから
出るまで、ずっと、行列のままでした。ちなみに、偕楽園は、この好文亭に入るのに190円の入場料が
必要ですが、それ以外は無料で、しかも(この時期は)朝6時から入園できます。有難いです。
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好文亭の中庭の様子です。
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ここにある、大小様々なお部屋の襖は、色鮮やかな、あるいは見事な花や植物の絵が描かれています。
例えばこちら。萩の間。藩主夫人が好文亭に来た際に、お供の御殿女中が休息した部屋です。
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ここは菊の間。このほかにも、桜の間、桃の間、竹の間、などいろいろあり、それぞれが異なる趣きの
雰囲気がありました。
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3階の楽寿楼からの眺望。好文亭の中でも、特に、ここからの眺めの素晴らしさが有名だそうです。
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線路沿いにある日本庭園。
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もう1枚。絵になりますね。
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南側斜面の梅。この付近は満開でした。
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梅林。中央の石碑は「遺徳の碑」です。第6代茨城県知事関新平氏の死を惜しんで明治30年に
建てられたものだそうです。
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この時点での梅林は、満開にはほど遠く、ちょっと物足りない感じがしました。
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東日本大震災で大きな被害を受けた偕楽園。今こうした復旧され、梅の時期までに一般公開に
至ったことは、非常にありがたいことだとつくづく感じました。また来年も是非、行ってみたいです。
タグ:水戸 偕楽園
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コメント 3

たかぼん

梅の時期に行きたいと毎年思うのですが、今年も行きませんでした。
週末に天気が悪かった日が多かったのがちょっと。。。
来年こそは行きたいです。
by たかぼん (2012-04-14 12:20) 

ひでほ

常磐線で前をいつも素通りして一度も行ったことがありません。
すばらしい庭園ですね。
機会をみつけて行ってみたいものです。
by ひでほ (2012-04-14 18:53) 

ノリパ

偕楽園、感慨深いデス!
by ノリパ (2012-04-15 16:48) 

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