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「秋」のワンデーパスで都内散歩 (後編) [関東]

清澄白河の後、再び大江戸線に乗り、次に降りたのが、言わずと知れた“もんじゃ”の街、月島。
ここ、西仲通り商店街(もんじゃジャストリート)には、70軒以上のもんじゃ屋があるそうです。
下町情緒があふれ、江戸の伝統を今に残す街なのかな、と思ったりもしますが、実際には月島は
明治25年に埋め立てて造られた街なんですよね。
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で、この通り、どこまで行っても、もんじゃとお好み焼きの店ばかり。食欲をそそる香りが街を
包み込んでるようです。
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ここでちょっと気になったのが、この小さな、今にも倒れそうな建物。なんだ交番か、と思いつつ、
後でウィキペディアで確認したところ、東京で現存する最も古い交番だったのですが、2007年3月31日を
もって交番としての役割を終え、今は、「西仲通地域安全センター」なんだそうです。レトロですね。
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続いては、大江戸線で六本木に向かいます。六本木と言えば、ヒルズ。
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この、六本木ヒルズの建つ場所は、長門府中藩毛利家(長州藩毛利家の分家)の上屋敷のあった場所
です。赤穂浪士がお預けになった4大名の1つで、10名がここで切腹したとか。そして今も、ヒルズの
敷地内には、毛利家の庭園が残されてます。ニュースステーションの天気予報のコーナーでも時々
映し出される場所です。
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規模はそれほど大きくありませんが、大名庭園らしい、周囲をゆっくり回遊しながら、池や植物を
楽しむ構造になってます。
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そして、六本木から再び、大江戸線に乗り、大門で乗り換えて浅草線の泉岳寺へ。ここにはその名の
通り、泉岳寺があります。ここは赤穂藩浅野家の菩提寺。写真は天保3年(1832年)建立の山門。
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吉良上野介の首をここで洗って供えたという、首洗井戸。恐ろしい世の中ですよね。
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その奥に、浅野匠頭の墓がありました。
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更には、四十七士の墓も。
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その中でもひときわ目立つのが、大石内蔵助の墓です。
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泉岳寺からは、ちょっと距離がありましたが、歩いて八芳園へと向かいました。八芳園は、緑豊かな
庭園のある結婚式場として有名ですが、もともとはこの地は、大久保彦左衛門の隠居所だった地と言われ、
幕末には薩摩藩島津家の下屋敷がありました。その後、大正の時代になって、日立製作所の創設者
久原房之助の所有となり、その久原家によって現在の大庭園が築かれたそうです。
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本格的な数寄屋造りの料亭「壺中庵」。
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明治時代に建てられたという茶室「夢庵」。
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ここで午後3時。朝9時にスタートして、昼食を含めて6時間。500円のパスポートと、入園・入館料が
計320円。健康のためにも良い散歩にもなりますし、江戸の風情を充分堪能できる旅にもなりました。
この秋、もう一度、コースを変えて、ワンデーパスポートの旅を楽しんでみようかな、などと思ってます。
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コメント 6

yogawa55はやぶさ

九州で、もんじゃ焼の店は見かけません。
広島お好み焼きに少し似ているかも。
by yogawa55はやぶさ (2011-10-26 22:29) 

manamana

お屋敷の庭園を残してあるのですね。
緑豊かな都会っていいですね。
by manamana (2011-10-27 06:14) 

schnitzer

月島もんじゃ、久しく口にしておりません。
久しぶりに出掛けてみたくなりました。
by schnitzer (2011-10-28 20:02) 

kohtyan

ずいぶん歩かれましたね。もんじゃ焼は、どこの店がいいか迷いますね。
泉岳寺の義士祭りに行ったことがあります。
by kohtyan (2011-10-29 11:41) 

袋田の住職

泉岳寺は同じ宗派です。お参りした事もありますよ。
by 袋田の住職 (2011-10-29 17:43) 

ノリパ

歴史を感じさせるいい所ばかりですね。それよりも、もんじゃ気になります。このごろお好み焼きしか食べてないですから。
by ノリパ (2011-10-30 08:10) 

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