東京　（江戸城跡巡り　①）：いろんな街：SSブログ

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東京　（江戸城跡巡り　①）　[関東] [編集]

最近は出張がなくなり、各地の記事を書けなくなってしまいました。
そこで先日、100名城スタンプの収集を兼ねて、江戸城跡を散歩して
きました。これで久しぶりに記事を書くネタができました。

まずは、朝、東京駅の日本橋口（北口）からスタート。
日本橋口を出て永代通りを渡り、静岡銀行の横を抜けたところに、
常盤橋公園なる、小さな公園があり、ここに門跡の石垣が今も
残っています。これが江戸城常盤橋門の跡で、江戸城内と城下町
とを仕切る外堀に掛けられていた門です。当時、海の手側には、
南から、虎の門、幸橋門、山下橋門、日比谷門、数寄屋橋門、
呉服橋門、鍛冶橋門、そして常盤橋門とありましたが、現在でも
堀と石垣が残るのはこの常盤橋門だけだそうです。
現代の東京のしかもど真ん中にあって、今もこんな遺構が現存する
というのも不思議な気がします。
（ちなみに、日比谷門の石垣は、日比谷公園の日比谷交差点側の
入口を入ったところに一部残ってます）

（公園側から見た石垣）

（外堀側から見た石垣）

常盤橋公園

ちなみに、この門を出て、大正時代に建造されたアーチ式石橋の常磐橋
を渡ったところにあるのが、日本銀行本店。今頃は、金融問題への対応の
ため、さぞかし忙しいことでしょう。

この、日銀や常磐橋のすぐ近く、東京駅の八重洲口に向かう途中には
一石橋という橋があり、その南側の袂には、1857年（安政4年）に設置
されたという、迷子石という迷子の告知板が、なぜか歴史に取り残された
かのように、今もあります。仕事で通った時など、見過ごしてしまうでしょうね。

次に、常磐橋門を離れ、常磐橋公園の前を通る道に沿って、内堀方面
を目指しました。その途中、江戸時代の史跡ではありませんが、ちょっと
気になったのが、今も祟り伝説が語り継がれる、平将門の首塚。
三井物産ビルなどのオフィスビルの合間になぜか木が茂り線香の匂い
が漂うこの場所、かなり違和感があるし、不気味な感じでもあります。

この、首塚の前を過ぎ、内堀通りの向こう側に見えるのが、江戸城の内堀で
このあたりは、大手濠と言われます。その大手濠を南にちょっと進んだあたり
で見えてくるのが、大手門。

この大手門、1607年に建築後、江戸時代の火災や関東大震災、そして
昭和20年の空襲など、度々の被害にあいました。現在の門は昭和42年に
再建されたもので、当時の面影を再現した、強固な枡形門タイプです。

この大手門から南に歩いていくと、左手には、和田倉濠、そして和田倉噴水
公園が見えてきます。今は堀と石垣しか残っていませんが、ここにもかつて
は、枡形の見事な門があったそうです。